電動アシスト自転車　「Ａ　to　Ｚ！」　其の１

　電動アシスト自転車が誕生して、１０年あまり経ちました。発売された当初は、まだ高嶺の花で、ごく少数の方にしか利用されませんでした。その後、色々なメーカーより新車が発表され、各メーカー間で切磋琢磨して、確実に進歩していきました。
　発売された当初は約１５万円ほどしていた価格が、今では約1/2程まで、コストダウン致しました。また、技術の進歩により軽量かつ長時間・長走行距離を可能にしました。　今では、街で普通に見られる生活サイクルとなりました。
　ただ、技術の進歩と共に、「何が良いのか？」、「どういう機能が必要で有効か？」また、「各社どのメーカーのモノが良いのか？」と悩まれている方も多いかと思います。ここでは、電動アシスト自転車限定して、ルナサイクルなりの独断と偏見で評価したコメントをつけて、紹介いたします。また、電動アシスト自転車は、店内に在庫している車種を中心に紹介いたします。体感していただかないと、わかってもらえない自転車の為、もし、試乗希望の方はご気軽にお越しください。（天候にもよりますが、試乗ＯＫです）

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リチウムイオンバッテリー採用（一般）電動アシスト自転車編

リチウムイオンバッテリー搭載車種　ナショナル・デラックスＶｉｖｉ　　（現在店内在庫無）

ナショナル・デラックスＶｉｖｉ　２６インチ
　バッテリー：リチウムイオン
定価（税込）：９４，２４０円
標準モード走行：約３８ｋｍ
充電時間：約２．６時間
重量：（２６インチ・２２．０ｋｇ）		 　不評だったエコモードを廃止して、「標準モード」と「強モード」の２つのモード切替。
　ライトは手元で操作可能。バッテリーから電源を供給。
　電源残量は３つのＬＥＤランプで５段階で表示します。		 車体はアルミで軽量ボディ ◎
リチウムイオンバッテリー ◎
軽やかスタンドで安心・安定 ◎
くるピタ仕様で駐輪時安定 ◎
１０Ｗ電球ライト ○
　ライトは１０Ｗのハイパワー（普通のライトの約４倍）
　バッテリーより電源供給を受けている為、停止時でも点灯されます。		 ベル（ベル選択が残念） ×
ミニピップアップサドル ◎
ドレスガード有 ○
ステンレスどろよけは高級感 ◎
車体カラーは６色
　　　　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★☆　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　ナショナルの人気車種。もっと長距離を望む方にはエクセレントＶｉｖｉもありますが、実用的に考えれば38ｋｍ程度走行可能なデラックスで充分。ベル以外は満足のいく内容です。くるピタ（簡易的にハンドルロック可能になる機能）採用はちょっとした時間での駐輪を考えた場合、使い勝手が良いかもしれません。くるピタ+軽やかスタンド採用はＧｏｏｄです。モードについては、ＢＳのところでも述べますがコンセプトの違いで、どちらが性能が良いとは云えません。お客様の使い勝手の良い方を選択するのが良いでしょう。（個人的には「エコモード」では、アシスト出力不足で電動の魅力を感じさせられない内容だと思います。ただ、残量が少なくなったときはメリットが出てきます。）ミニヒップアップサドル+ドレスガードと女性ユーザーを意識している点は好印象。（ドレスガード：◎でなく○の理由は女性ユーザー時のみ有効な為。男性ユーザー時は意味無の為）
　総合的に見ても、充分満足していただける内容に仕上がっていると思います。


リチウムイオンバッテリー搭載車種　ブリジストン・アシスタリチウム　　（現在店内在庫なし）

ブリジストン・アシスタリチウム
バッテリー：リチウムイオン
定価（税込）：９４，２４０円
標準モード走行：約３７ｋｍ
充電時間：約２時間
重量：（２６インチ・２２．９ｋｇ）		 　基本的には、ヤマハの駆動ユニットの為、ヤマハやヤマハのユニットを採用しているミヤタと同じです。
　こちらは、「エコモード」と「標準モード」の２つの切り替え。
　電源残量表示が４つのＬＥＤで６段階表示。		 車体はアルミで軽量ボディ ◎
リチウムイオンバッテリー ◎
スタンドに工夫が欲しかった △
１発２錠で盗難・駐輪時安心 ◎
４連白色ＬＥＤ ○
　ライトは４連白色ＬＥＤを採用。
バッテリーより電源供給を受けている為、停止時でも点灯されます。　		 ベルの選択はＯＫ ○
太陽電池採用リフレクター ○
空気ミハル君採用 ○
ドレスガード無 ×
ドロヨケは樹脂製 △
車体カラーは３色
　　　　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★　　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　ＢＳのリチウムイオン搭載車。車体と駆動ユニットの協力関係により、ヤマハパスと基本仕様・性能は全く同じです。１発２錠などは盗難対策という点では、一歩リードか？その分、スタンドは普通のスタンドというのは残念です。エコモードを設けているが、標準モード走行距離で、Ｖｉｖｉに劣るのでおそらく、同じ標準モードでは、ＢＳは高めに設定して、その代わりに、エコモードを設けている感じです。実際に試乗された方の印象では、ＢＳの方がパワーを感じたと云われました。（コンセプトの違いでどちらが優れているか？というより、どちらの使い勝手が良いかを考えた方が良いでしょう）「空気ミハル君」はタイヤの空気圧が不足してくると知らせてくれる機能です。親切な機能です。印的には「○」評価としました。ただし、当たり前ですが、空気注入は人力です。太陽電池搭載リフレクターは付加価値アイテムです。夜間走行時、振動センサーと光センサーで点滅が必要と感知すると点滅します。ただ取り付け場所はシートステーでなく、ドロヨケ直付けの方が後方より確認するドライバーには見やすいのではと思います。（それよりも、普通のリフレクターにして、付加価値分をドレスガードに当てた方が良いのでは？と私は思います）樹脂ドロヨケ「△」は全く個人的な意見です。樹脂だから割れるとかといった事はありません。むしろ、金属製より軽量で弾力があり、ねじれ等には強いといった面もあります。昔からのサイクリング車が好きな者としては、ステンレスドロヨケの方が魅力を感じます。（「△」は普通という意味合いの印です）
　こちらも、総合的には充分満足していただける内容となっています。ナショナル・デラックスＶｉｖｉより「☆」、１ケ分少なくしたのは、本当に個人的な評価です。（私的には、「空気ミハル君」や「点滅リフレクター」など付加価値アイテムよりも、実用性を考えたときの「軽やかスタンド」や「ドレスガード」の存在の方を重視した結果です）後は、お客様の使用状況、視点で判断すると良いでしょう。